向こうの話

始まりがあれば終わりがある。僕が知らないところで、僕の誕生日より少し前に、僕にとっての始まりの1つが終わった。それこそ2017年1月26日、あるいは19日の再来だ。

曲に対して具体的なエピソードが無いことが、逆にあの人の曲を一過性などでなく好きだったことの証明にもなるかもしれない。出会いはおそらく12、13歳ごろだろうか。

昨日僕は22歳になった。31歳で終えた彼が初めてあの世界に姿を現したのは、どうやら今の僕くらいの歳らしい。

比べるものではないが、今の自分はどうか。もう1人のあの人の時に決意したくせに、何か前に進んだだろうか。少しちやほやされるようになった。でもそれは、また少し違う話に感じる。

オンレイさんや、wowakaさんのような人を今後何人見ていくのだろうか。僕の心は耐えられるだろうか。僕は彼らのようになれるだろうか。